介護する人も、される人も年を重ねる時代に。溝にはまらず、屋外でも使える自走式6輪車いすを発売

本記事は、日建リース工業株式会社が2026年10月5日にPR TIMESで発表したプレスリリースを原文のまま掲載しています。
元のリリース:介護する人も、される人も年を重ねる時代に。溝にはまらず、屋外でも使える自走式6輪車いすを発売
日建リース工業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:関山 正都)は、2026年10月、屋外でも使える自走式の6輪車いす「レジェンド」を発売します。手で回す車輪(駆動輪)を前方へ移し、体の重心の真下に車軸が来る配置にしたことで、通常の4輪車いすよりも少ない力で、自分の手で車輪を回せます。前後に小さなキャスターを備えた6輪構造で小回りがきくため、乗る方は自分で行きたい方向へ動きやすく、介助する方も無理なく押すことができます。
なお、座る角度、背中の角度を自分で変えられる構造は日本初で、現在特許出願中です。

■ 介護の現場は変わったのに、車いすは変わってこなかった
日本の車いすは、戦後長いあいだ同じ形をとってきました。大きな車輪と小さなキャスターを組み合わせ、後ろから介助者が押して動かす。この設計が標準として定着したまま、今日に至っています。
一方で、押す人の側の状況は大きく変わりました。介護する人もされる人もともに65歳以上という世帯は61.9%を占め、そのうち75歳以上同士が37.1%です(2025年 国民生活基礎調査)。「老老介護」は今後ますます進んでいきます。
介護の担い手も不足しています。厚生労働省の推計では、必要数に対して2026年度に約25万人、2040年度には約57万人が不足します。
本来は利用者が自力で動かすはずの車いすが、操作しにくい構造のために介助者の負担となっているのです。その押す人の数と体力も追いつかなくなっている。これが、いまの介護現場の現実なのです。
■ 踏切内での車いすの事故は後を絶たない
従来の車いすの課題は、屋外でより鮮明になります。
踏切では、レールの溝に前輪キャスターが落ちてしまうことがあります。自走して移動している際に前輪キャスターが溝に落輪すると、自力での脱出は容易ではありません。内閣府の資料でも、踏切のなかで動けなくなる落輪や停滞は、踏切事故の主な原因のひとつに挙げられています。2025年には国会でも車いすの踏切事故対策が議論されていますが、踏切のなかで動けなくなり、命を落としてしまう悲しい事故は、いまだ後を絶ちません。
こうした社会問題、そして介護の現場の変化に応える一台として、当社は6輪車いす「レジェンド」を開発しました。製品名には、車いすの歴史に残る存在を目指し、これまでの車いすの常識を変えていきたいという想いを込めています。
■ 6輪車いす「レジェンド」の3つの特徴
1. 腕の力が弱くても自分で駆動輪を回せて、小回りがきく
一般的な車いすでは、駆動輪(ご利用者が手で回す車輪)が体の後ろ寄りにあります。体の重さは駆動輪より前にかかるため、駆動輪を回すには上半身を前に倒し、腕を後ろへ大きく引く動きが必要になります。この姿勢では腕の力が入りにくく、腕の動く範囲が狭い方にはとくに負担が大きくなります。
「レジェンド」は、駆動輪を前方へ移し、体の重心の真下に車軸が来る配置にしました。体の中心(体幹)が車軸の上にくるため、駆動輪は少ない力で回りはじめます。上半身を前に倒す必要がなく、腕を自然に下ろした位置で駆動輪をつかむことができます。腕を後ろへ引く距離も短くなるのです。
この配置にすることで、通常の4輪車いすよりも少ない力で駆動輪を回せます。足だけで進むことも、片手と片足だけで進むことも、少ない力でできます。6輪構造によりその場での方向転換が可能で、さらに特殊機構により駆動輪を浮かせ、前後のキャスターのみを接地させた状態にすることで、真横への移動もでき、狭い居室や通路でも小回りがききます。

2. 日本初、座面・背もたれの角度を自分で変えられる構造
座面の角度は、0度から10度の範囲で変えることができます。背もたれには2ヶ所のクランクを設けており、左右個別に角度を調整することができ、さまざまな姿勢に対応できます。本機能は日本初(当社調べ)で、現在特許出願中です。

座面と背もたれを細かく調整することで、背中が丸い方、背骨が曲がっている方、体の片側が動きにくい方でも、無理のない姿勢を保てます。前かがみや横倒れが起きにくくなり、座ってから1時間後に姿勢が整った事例もあります。
体に合わない車いすを使い続けると、日常の姿勢までも傾いたままになる方も少なくありません。「レジェンド」は、そうした状態が起こりにくい設計になっています。
3. 踏切の溝や道路の斜面にはまらない
「レジェンド」は、前輪キャスターを浮かせた状態で走ることができます。

溝に落ちるのは、直径の小さな前輪キャスターです。その前輪が地面から離れていれば、落ちる車輪そのものがなくなります。接地しているのは駆動輪と後輪キャスターだけで、駆動輪は溝をまたいで越えていきます。道路の段差も、前輪を浮かせたまま越えられます。
また、日本の道路は雨水を流すためにかまぼこ状に傾いていることが多く、車いすは片側へ流れてしまいます。「レジェンド」は車体が一体構造で剛性が高く、駆動輪が体の中心軸の真下にあるため、段差の乗り越えも少ない力で行えます。平坦でない歩道でも片側へ流れにくく、道路のわきにある排水溝の細い溝にもはまりづらい構造になっています。


なお、日建リース工業は2026年10月7日から9日まで東京ビッグサイトで開かれる第53回国際福祉機器展に「レジェンド」を出展します。会場では実物に触れ、実際に動かしていただけます。
■ 製品概要
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製品名 |
Legend(レジェンド) |
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種類 |
自走式6輪車いす |
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価格 |
希望小売価格:¥220,000(非課税) 想定単位数:800単位 |
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全幅・座幅・座面高 |
全幅59.8cm・座幅38cm・座面高40cm |
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製品ページ |
■ 会社概要
会社名:日建リース工業株式会社
本社所在地:〒101-0064 東京都千代田区神田猿楽町2丁目7番8号 住友水道橋ビル3階
代表者:代表取締役社長 関山 正都
設立:1967年11月
事業内容:建設用仮設資材、ユニットハウス、運搬器材、介護福祉用具のレンタルおよび販売
URL:https://www.nrg.co.jp/nikkenlease/
■ 日建リース工業作:WEB小説のご案内
人手不足に悩む介護の現場で、「この仕事の魅力を、もっと知ってもらいたい」。そんな声に応えたいと考え、当社は介護の仕事を題材にしたWEB小説を制作しました。
主人公は、ケアマネジャーの葉月美咲。「介護」という考え方がまだない異世界で、現場で身につけた知識と、目の前の一人を思う気持ちを武器に、人々の暮らしを変えていきます。介護職をめざす方や、いま現場で働く方に、この仕事の面白さと誇りが伝わればと願っています。無料でお読みいただけます。
URL:https://wwws.nrg.co.jp/cm-hazuki/

以上
引用元:介護する人も、される人も年を重ねる時代に。溝にはまらず、屋外でも使える自走式6輪車いすを発売(日建リース工業株式会社/PR TIMES/2026年10月5日)


