24の国と地域から394名が参加、機能性食品の研究57演題が発表された「ICNIM2026」が札幌で開催


札幌で機能性食品の国際学会「ICNIM2026」が開催
2026年9月12日(土)と13日(日)の2日間、札幌市中央区北1条西11丁目のグランドメルキュール札幌大通公園 3Fボールルームで、統合医療機能性食品国際学会(ICNIM: International Congress on Nutrition and Integrative Medicine)の第34回年会「ICNIM2026」が開かれました。主催は統合医療機能性食品国際学会です。北海道札幌市に拠点を置く株式会社アミノアップ(代表取締役社長 北舘健太郎)が、この年会と、年会の一部として一般の方も参加できる公開シンポジウム「意外と知らない?健康な毎日を支える『免疫バランス』」を後援しました。
後援には、株式会社アミノアップのほか、経済産業省北海道経済産業局、北海道、札幌市、一般社団法人日本統合医療学会、一般社団法人日本未病学会、一般社団法人北海道健康医療フロンティアが名を連ねています。参加したのは日本を含む24の国と地域のICNIM会員および関係者で、海外から225名、国内から169名、計394名でした。

機能性食品の研究が基礎から臨床へ
2日間で発表された演題は合計57演題で、そのうち17演題が口頭発表でした。今年は「疾病予防」「治療補助」「免疫・代謝・精神領域への応用」など、機能性食品が医学分野に貢献する可能性を示す研究成果が多く集まりました。特に臨床研究の発表も多くありました。機能性食品の科学的エビデンスが基礎研究から臨床研究へと広がっていることに加え、各国からの研究発表を通じて国際的な関心の高まりも感じさせる年会となりました。
年会の幕開けを飾ったのは、大阪大学 感染症総合教育研究拠点のJames Badger Wing先生による基調講演です。制御性T細胞の機能的多様性と、COVID-19におけるB細胞応答の特異的制御がテーマとして取り上げられました。
AHCC®・ETAS®・Oligonol®に関する研究報告
続いて、機能性食品が身体の本来もつ機能に働きかける効果について、さまざまな研究結果が報告されました。主な内容は次のとおりです。
- AHCC®のがん悪液質の症状軽減効果
- AHCC®のエピジェネティック(DNAの配列を変えずに遺伝子発現を制御・伝達する仕組み)な再プログラミング効果
- ETAS®の認知機能、睡眠に及ぼす効果
- Oligonol®の高強度運動パフォーマンスに対する効果
中でも注目を集めたのが、関西医科大学の橋本大輔先生による発表です。切除手術を受ける膵がん患者を対象としたAHCC®の多施設共同二重盲検無作為化第Ⅱ相比較試験について発表した橋本先生は、術前化学療法の開始時からAHCC®を継続して摂取することで全生存期間が有意に延長したと報告し、優秀研究報告賞を受賞しました。

一般参加の公開シンポジウムで「免疫バランス」を学ぶ
9月13日(日)13:00~15:00には、公開シンポジウム「意外と知らない?健康な毎日を支える『免疫バランス』」が行われました。総合司会は京都府立医科大学 教授の武藤倫弘氏が務め、パネリストとして大阪大学 感染症総合教育研究拠点 教授のJames Badger Wing氏、Yale大学 教授のInsoo Kang氏、千里丘かがやきクリニック 院長/広島大学 客員准教授の有光潤介氏が登壇しました。年会参加者に加え、事前申込のあった一般の方153名(オンライン視聴を含む)が参加しました。
前半は、免疫研究の専門家と臨床医の3名による講演です。免疫の基礎知識に始まり、免疫バランスを調整する制御性T細胞の働きや、腸内細菌叢と免疫・アレルギーとの関係について解説されました。後半のパネルディスカッションでは、アレルギー疾患の増加と衛生環境の変化との関連、肥満が免疫系に与える影響、免疫研究の最前線、さらにがん免疫療法などの具体的な治療についても議論が交わされました。最後は、免疫バランスを保つには睡眠や食事、運動といった日常の生活を整えることが必要不可欠だという内容で締めくくられました。
終了後のアンケートには、「日常の生活、食事等のバランスの大切さ実感した。」「専門家の話をとてもわかりやすく解説してもらえた。」といった感想が寄せられ、一般の方々にとって免疫について学ぶ貴重な機会となったことがうかがえました。

設立当初から学会を支えるアミノアップ
統合医療機能性食品国際学会は、統合医療(手術・放射線・化学療法などの従来の治療法に、サプリメント、ヨガ、漢方などさまざまな補完的アプローチを組み合わせ、QOL(生活の質)の向上を目指す医療)と機能性食品に関する研究を通じて、その機能解明と疾病の予防・治療の進歩に貢献することを目的とした研究者の国際学会組織です。株式会社アミノアップは、1994年のICNIM設立当初から年次研究報告会(年会)の運営を後援してきました。
1984年に設立された同社は、北海道を拠点にグローバルに展開する機能性食品・農業資材開発メーカーです。独自開発した機能性食品「AHCC®」(担子菌培養抽出物)をはじめとする食品素材や、バイオスティミュラント「Dr. アミノアップ」などのアグリ製品を手がけ、世界100以上の医療機関や大学などと共同研究を行っています。年会は今回で第34回を迎え、特に臨床研究の発表も多く、機能性食品の科学的エビデンスが基礎研究から臨床研究へと広がっています。今後はさらなる臨床での検証とその後の応用が期待されています。同社は今後も統合医療機能性食品国際学会の後援を続けていくとしています。
出典:株式会社アミノアップ


