阿部一二三選手が明かす「勝ち飯®」の舞台裏 計量後はまず温かいだしから、オリンピック3連覇への思いも

味の素株式会社は、2026年10月15日(木)、柔道の阿部一二三選手(パーク24株式会社)を同社東京支社に招き、社員交流会を開きました。同社が長年続けてきた栄養サポート活動について、阿部選手自身の言葉で社員に伝える場です。活動への理解を深めるとともに、従業員エンゲージメントを高めることをねらいとしています。
登壇したのは、阿部選手と、「食と栄養」の面から阿部選手を支えてきた「ビクトリープロジェクト®」担当の栗原秀文さんです。会では、「勝負の現場を支えるアミノサイエンス®」をテーマにしたトークセッションを行いました。続いて、参加した社員約80名との質疑応答と記念撮影も行われました。

減量期から試合当日まで。栄養戦略「勝ち飯®」の中身
トークセッションでは、2020年から続くサポート活動を振り返りながら、栄養戦略「勝ち飯®」が紹介されました。試合前の減量期から、計量後の回復、試合当日までをつなぐ取り組みです。実際の食事や栄養補給の記録を交えながら、競技ならではのコンディショニングサポートが共有されました。具体的には、減量中でもおいしく食べられるよう「ほんだし®」を使った食事の工夫や、試合の進み具合に合わせた補食などが挙げられました。
計量後は「温かいだし」から
阿部選手が明かしたのは、計量後の食事の摂り方です。まず温かいだしを飲み、それから食事を摂るようにしているといいます。普段の食生活でも「汁物から入れるようにしています」と話し、日ごろから意識している食べ方を紹介しました。また、試合後に、減量中に控えていた揚げ物やパスタを楽しんだというエピソードも語られました。

「目標があるから頑張れる」オリンピック3連覇、そして4連覇へ
セッションの後半では、今後の目標や競技への向き合い方に話が移りました。阿部選手は、すでに次の大会に向けてトレーニングを再開しています。そのうえで、「絶対に勝たないといけないと思っています、自分自身の夢や目標として、オリンピック3連覇、最終的には4連覇を達成したい」と、さらなる高みへの決意を口にしました。
日々のモチベーションについては、「目標があるから頑張れているというところが一番大きいと思います」とコメントしました。かつてライバルとして競い合った丸山城志郎選手とのエピソードにも触れ、競技だけでなく日常生活でも自分を律することの大切さを語りました。

約6年間の信頼関係と、競技の外で見せた素顔
社員から「栗原さんは阿部選手にとってどのような存在ですか?」と問われると、阿部選手は、減量中や試合前で疲れを感じているときも、栗原さんの明るくエネルギッシュな姿から元気をもらっていると答えました。「自然と僕たちもやっぱり笑顔になったり、元気をすごくもらうので、そういう意味ではいつもありがたいです」と感謝も伝えています。食事の時間には柔道以外の話題で会話を楽しむことも多いそうです。栗原さんがつくる和やかな雰囲気や安心感が、試合に臨むうえで大きな支えになっているといいます。
モチベーションが下がったときは「一人で抱え込まない」
質疑応答では、オリンピック優勝後のモチベーションについての質問も出ました。阿部選手は、目標を達成したあと、思うように意欲が高まらない時期があったと振り返りました。「自分の夢だったり目標を考え直したり、いろんな人とお話をした時に、やっぱり立ち止まっている時間はないなと感じました」と当時を語っています。さらに「モチベーションが下がったときこそ、一人で抱え込まずにいろんな人と話して、自分を盛り上げていくようにしています」と、周囲とのコミュニケーションを大切にしている姿勢を明かしました。
妹・詩選手の存在と、欠かさない卵ご飯
妹の阿部詩選手(パーク24株式会社)については、「妹に負けられないなという思いが、兄としての自分のやる気にもつながっています」と語りました。一方で、「お互い切磋琢磨できる存在が身近にいるのは良かったなと感じています」とも話しています。普段愛用している同社製品については、「僕は絶対卵ご飯を食べるんですけど、「味の素®️」を入れています」とコメントしました。ほかにも、幼少期から好きだというスーパー巡りの話など、日常の食生活が紹介されました。

ロサンゼルス2028オリンピックを見据えて
味の素㈱は今後も「ビクトリープロジェクト®」を通じて、ロサンゼルス2028オリンピックを見据えて挑戦を続ける阿部選手を、「食と栄養」の面から支えていくとしています。カラダづくりから試合に向けたコンディショニングまで、競技生活のさまざまな場面に寄り添う方針です。同プロジェクトは、国を代表するトップアスリートの“なりたい姿の実現”を支援する取り組みとして、2003年にスタートしました。スポーツ科学に基づく「アミノサイエンス®」による心身のコンディショニングサポートで、国際競技力の向上を後押ししています。現在は、阿部一二三選手、阿部詩選手、斉藤立選手をはじめとする選手12名と、9団体をサポートしています。
出典:味の素株式会社


