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GK京都、南海電鉄の駅サインで金賞、防災デザイン研究活動で特別賞をダブル受賞 ~災害時の情報伝達と安全な避難に貢献するデザイン~

GK京都、南海電鉄の駅サインで金賞、防災デザイン研究活動で特別賞をダブル受賞 ~災害時の情報伝達と安全な避難に貢献するデザイン~

GK京都の受賞した取り組みについて

1. 南海電鉄 駅サインリニューアル(日本サインデザイン金賞)

南海電鉄の駅サインシステムは、基本骨子が策定されてから36年ぶりにリニューアルされました。これまでのサインシステムには、指定書体のデジタル対応不足や、時代の変化に伴う現場ニーズとマニュアルとの乖離といった課題がありました。

今回のリニューアルでは、単にサインを刷新するだけでなく、南海ブランドの再構築という視点から、利用者が南海電鉄を想起できる一貫したデザインポリシーが追求されました。新たなデザインは、なんば駅2階中央改札口の内装リニューアルに合わせて導入され、今後は他の駅にも展開される予定です。サインだけでなく、様々なアイテムにも活用することで、南海電鉄を利用する中で一貫したブランドイメージが醸成される環境づくりを目指しています。

特徴

案内誘導とブランドが一体として機能するサインデザインが目指されました。新しく「Connected Line」というアクセント要素が用いられ、必要な情報を伝えながらも、南海らしさを感じさせるデザインとなっています。駅内に連続して配置されるサインを「情報伝達の装置」であると同時に「ブランドを体験させるメディア」として捉え直すことで、南海らしさの醸成と印象の定着が図られています。

南海電鉄 駅サインリニューアル

2. 防災デザイン研究会の30年にわたる活動(日本サインデザイン特別賞・公益財団法人日本デザイン振興会賞)

特定非営利活動法人 防災デザイン研究会は、阪神・淡路大震災を契機に1996年に発足しました。京都大学防災研究所の林春男教授(当時)をはじめとする防災研究者とデザイナーによる協同研究から始まり、以来GK京都が研究活動の母体となり事務局を担ってきました。文化人類学、工学、情報通信、環境、行政、教育など多様な分野の専門家と協働し、「防災情報をいかにわかりやすく伝え、人々の判断や行動につなげるか」をテーマに、研究と実践が重ねられています。

活動内容と特徴

防災デザイン研究会は、広い意味でのデザインとその専門性を社会課題の解決に生かすことを重要な研究テーマとしています。具体的な活動としては、防災ピクトグラムや津波避難サインシステムの研究開発・標準化、ハザードマップの作成、防災教育プログラムの開発、避難訓練の企画、被災者の生活再建支援など、多岐にわたります。これらの活動を通じて、「情報と人」「人と地域社会」をつなぐ防災デザインの可能性を追求しています。

30年にわたる分野横断的な研究と実践、そしてその継続的な社会への展開が評価され、今回の受賞につながりました。この活動は、デザインの立場から、災害にしなやかに向き合う社会の実現に貢献することを目指しています。

防災デザイン研究会の活動

GK京都について

株式会社GK京都は、1972年設立の「羅針盤型デザインファーム」です。クライアントや社会の課題に対し、デザインの力で羅針盤となることを目指しています。構想段階から思考過程や発想を可視化し、クライアントと共に考えを深め、共感を呼ぶ未来を描くことで、目標を明確化し実現へのエネルギーを引き出します。実装段階では、デザインの多様な専門性と業界経験、それらを組み合わせたデザインマネジメント力を駆使し、複合的なデザイン解決策をシンプルで調和のとれたものへと導きます。

  • 空間デザインの取り組み
    バイクショップ、洋菓子店、書店、オフィス内装、公共施設、イベント展示など、インテリア、家具什器、コミュニケーション、サイン、UI/UXといった多岐にわたる領域でトータルデザインサービスを提供しています。各業態の背景や周辺環境、歴史を観察し、本来の在り方やアピールポイントを再構築することからスタートし、独自の組み合わせによるアプローチを行っています。

  • 防災デザインの取り組み
    GK京都は、阪神・淡路大震災の翌年である1996年より、京都大学防災研究所と共同で防災ピクトグラム研究を開始しました。2006年には、防災研究者、防災コンサルタント、情報通信・社会インフラ企業のエンジニア、情報システムエンジニア、行政職員、そしてデザイナーが参画する「特定非営利活動法人 防災デザイン研究会(Alliance for Disaster reduction Designs・通称ADD)」を立ち上げ、研究を継続しています。
    ADDでは、多角的な知見からのアプローチにより、防災ピクトグラム(図記号)、津波避難サイン(標識)、ハザードマップ、避難訓練の企画、広報デザインなどにおいて革新的な成果を生み出してきました。GK京都は、デザインを通じて防災・減災に役立つ様々な取り組みを総合的にサポートしています。

詳細については、以下のウェブサイトをご参照ください。

介護をするご家族やご本人、支援に関わる方へ

今回の受賞は、日々の暮らしの安全や、万が一の災害時に命を守るための情報伝達がいかに重要であるかを改めて示しています。特に、防災デザイン研究会の活動は、高齢の方や体の不自由な方、小さなお子さんなど、誰もが理解しやすい情報提供のあり方を長年追求してきたものです。

具体的なサービスや製品として提供されているものではありませんが、これらの研究成果は、地域のハザードマップや避難所のサイン、防災訓練の内容などに反映され、私たちの安全な生活を支える基盤となっています。災害時における適切な情報伝達は、介護を必要とする方々の避難行動を大きく左右するため、こうしたデザインの取り組みは非常に意義深いものです。

ご自身の地域の防災情報や避難経路についてご不明な点がある場合は、詳細はお住まいの自治体や専門の相談窓口、または担当のケアマネジャーにご確認いただくことをお勧めします。