ユースタイルラボラトリー、岡山県で初となる重度障害者向けグループホーム「ユースタイルホーム岡山東」を開設 管理栄養士監修の献立を手作りで提供


岡山市東区に「日中サービス支援型」のグループホームを開設
重度障害や難病のある人に向けた在宅介護サービスを全国最大規模で運営するユースタイルラボラトリー株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役:大畑健)は、2026年10月1日、日中サービス支援型グループホーム「ユースタイルホーム 岡山東 共同生活援助」を開設しました。所在地は岡山県岡山市東区西大寺東2丁目5-10で、同社にとって岡山県で初めてのホームです。重度身体・知的・精神障害者の居場所不足を解消することを目指しています。
同社は岡山県内で、基幹事業である重度訪問介護事業所「ユースタイルケア 岡山 重度訪問介護」(岡山県岡山市北区内山下2丁目)も運営しています。新しいホームとこの事業所が連携し、県内の重度障害者とその家族に、地域で暮らすための多様な選択肢を提案していくとしています。また、岡山県内では2027年6月までに、重度障害者向けグループホーム「ユースタイルホーム」をさらに2施設新たに開設する予定です。2025年11月に中国地方エリアで初めて「ユースタイルホーム 東広島」を開設して以降、中国地方の各エリアから多くの問い合わせがあり、重度障害者向けグループホームへのニーズが非常に高いことが分かったといいます。

「地域移行」と日中サービス支援型の役割
重度障害者のための公的な入所施設(障害者支援施設)について、国は近年、障害者権利条約の批准を背景に、地域への移行を積極的に進める方針を示しています。
障害者向けグループホームは、「介護サービス包括型」「外部サービス利用型」「日中サービス支援型」に分類されます。「介護サービス包括型」と「外部サービス利用型」は、比較的障害の軽い利用者を対象とした、夜間を中心とするサービスです。一方、「日中サービス支援型」は日中の時間帯もホーム内で過ごせる、24時間365日の支援付き施設です。支援区分4以上の利用者が多いのが特徴で、重度障害者の居場所不足や障害者の高齢化を受けて2018年に制度化されました。ニーズは高いものの、日中サービス支援型グループホームはまだ全体の1割程度にとどまっています。

重度障害の成人から重症心身障害児まで受け入れ
「ユースタイルホーム岡山東」はエレベーターや機械浴などを備え、重度障害のある成人から重症心身障害児まで幅広く受け入れています。社会資源が特に少ない岡山西大寺・東区エリアでは、開設前の見学会で、子どもを含む「ショートステイ(短期入所)」についての切実な相談が殺到しました。
ホームでは、家族の「親なき後」を見据え、見学や体験から段階的に進んでいくステップアップ支援に取り組みます。地域イベントなどを通じて、地域にひらかれた施設づくりも目指しています。現在、入居とショートステイ(短期入所)の相談を随時受け付けています。
強度行動障害などでマンツーマンの見守りが必要な人の共同生活では、ユースタイルホームに入居しながらユースタイルケアの重度訪問介護サービスを併用するケースも増えています。施設スタッフと重度訪問介護スタッフ、地域の医療福祉関係者が連携し、本人にもほかの利用者にも安全な生活を提供できるよう取り組んでいます。
食事と健康管理を含む暮らしのサポート
日中サービス支援型グループホーム「ユースタイルホーム」では、管理栄養士が監修した献立を手作りで提供しています。朝・昼・夕に栄養バランスの取れた食事を用意し、必要に応じて刻み食やミキサー食にも対応します。ユースタイルホームの主な特長は次のとおりです。
- 国内の障害者グループホームの中でまだ1割以下にとどまる日中サービス支援型の施設
- 男女計20名規模で、手厚い支援とサポートが行き届く環境(一部30床のホームもあり)
- 24時間365日の生活支援
- 障害支援区分4以上の中度~重度の障害者、または障害のある65歳以上の高齢者にサービスを提供
- 入居者の重度化・高齢化にも対応できる支援体制を整備し、入居期間に制限なし
- ショートステイ(短期入所)の利用も可能
- 介護保険、医療保険との併用が可能
- 新築で、エレベーター・機械浴を完備。全居室6帖で収納付き
- 常時ケアが必要な最重度の障害者に対する重度訪問介護との併用実績があり、ユースタイルケア重度訪問介護との連携が可能
- 全スタッフがユースタイルカレッジ「強度行動障害支援者養成研修」を修了
主な支援内容
- 生活支援・環境整備:入浴介助(機械浴槽あり)、排泄介助(バリアフリートイレあり)、食事介助、夜間対応、金銭管理支援など
- 食事の提供:栄養バランスの取れた朝・昼・夕の食事、必要に応じて刻み食やミキサー食
- 健康管理:服薬管理支援、バイタルチェック、体重管理、口腔ケア、入退院時の対応、緊急時の対応、看護師連携、かかりつけ医連携、夜間対応
- 余暇活動支援:体操やストレッチなどの軽運動、動画鑑賞・上映会、ゲーム活動、アート・創作活動、地域イベント参加、季節の催し物
- 専門職による助言・相談援助:サービス管理責任者や看護師による生活上のアドバイスや相談援助、生活保護や障害年金などに関するアドバイス・相談援助
利用対象と料金
対象は身体障害、発達障害、知的障害、精神障害、難病のある人です。「身体障害者手帳」「精神障害者保健福祉手帳」「療育手帳」のいずれかが必要で、障害支援区分1~6に認定されていることが原則となります。
- 家賃:40,900円/月
- 食費(全ホーム共通):1,300円/日
- 水道光熱費:17,000円/月
- 日用品:3,000円/月
ユースタイルラボラトリーは2012年の設立以来、重度障害・難病介護を専門としてきました。同社の研修・スクール事業「ユースタイルカレッジ」を通じて、介護支援職スタッフは喀痰吸引などの医療的ケアや強度行動障害支援者養成研修といった、重度障害に対応するためのスキルと資格を身につけています。自宅での支援を担う「重度訪問介護」と共同生活の場である「グループホーム」の両輪で、中国地方エリアの重度障害・難病者の地域生活を支えるとしています。同社は全国各エリアでユースタイルホームの新規開設を計画しており、2027年には全国70施設を超える予定です。


